Brillia一番町"総合設計制度"
こちらの物件は総合設計制度を利用して建てられるようです。
※総合設計制度
=簡単に言えば、敷地内に誰でも利用できるみんなの広場などを設ける代わりに、従来建築基準法で認められている以上の大きな建物を建てられる制度。
認可の概略は公開されています。
※東京都都市整備局のHPで確認が可能。
ふむふむ。
東京都では、年間10件弱を認めていて、本物件は28年度に申請したようですね。
建築基準法52条(容積率)の緩和を受けているようで、これはその土地に建てられる建物の大きさの限界(容積率)を増やすことで、より多くの住宅を作ることができるようになります。
そのために、みんなの空地(=公開空地)を669m2(敷地面積が1920m2なので、敷地の約34.8%)設けたようです。
その性質上、公に公開しなくてはならないため、プライベート感はないですが、二つの庭として建物と調和させたデザインのようです。
設計的には、この敷地面積で総合設計制度を利用できたということは、相当設計能力が高いことが分かることと(敷地の一部を公開空地として使ってしまうため、広い敷地でないとなかなか難しい。)、それだけ土地が高かったのかなぁ(容積率の緩和を受けて沢山住宅を作らないと事業的に難しい)と感じました。
そんなことで、デザインもさることながら、計画能力も高い設計者が携わっていることが分かる、この物件はどんな出来になるのか楽しみですね。