マンション、ここ見る。

現役一級建築士が設計のプロ目線で新築マンションの間取りを中心にあれこれ好き勝手に書いています。

プラネスーペリア石神井公園"ちょうどいい廊下、Lタイプ"

プラネスーペリア石神井公園。

75.74m2の3LDKの間取りについて。 

 

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ポーチは広め。

廊下に面していないため、

玄関を開けた時に廊下を歩いている人にぶつかるなんて事、

ありません。

 

また、玄関扉を開けると正面はシューズインクローゼットの扉ですので、

玄関から中を見通されることがないので、

プライバシー高めです。

 

廊下はL字型。

距離はそれほど長くないので、無駄がなく、 

それでもってL字型のため、廊下の先が見通せないので、

感覚的に広さを感じそう。

長過ぎず、短過ぎずのちょうど良いバランス。

 

また、洗面室と3寝室のうちの2寝室が

廊下に入り口を配置しており、

プライベートとパブリックとがうまく分離されていています。

 

LDは11.01畳。

キッチンは半オープンタイプ。

リビングの窓が大きいのも嬉しいです。

リビングダイニングがやや正方形に近い形状なので、

家具配置がうまくできるかは検討が必要。

正方形って意外と家具配置しにくいです。

 

ただし、洋室3がウォールドアになっているため、

開け放てば、広めのリビングとして利用可能。

合わせると16.2畳。

家具配置を心配する必要無しです。

 

各居室は角住戸を活かして窓が豊富。

お風呂にも窓があり、マンションではなかなか

お風呂に窓を設ける余裕がないので、

希少性ありです。

もちろん、入浴中に開けて外の風を取り入れたり、

入浴後に換気を行ったりと、

水廻りの窓は機能性も抜群です。

 

ただし、洋室2の窓が共用廊下に面しており、

廊下からの奥行きも深い場所にある窓のため、

採光、換気はあまり期待できなさそうです。

プライバシーも低いですし。。

 

共用廊下に面した窓は、よく見かけますが、

角住戸で、お風呂に窓をつける余裕がある間取りであれば、

ぜひ洋室2の窓も共用廊下側ではなく、

建物外部側に設けて欲しかったところですが、

そこまでは望み過ぎでしょうか。。

 

バルコニーは二つあり、

メインのバルコニーは奥行き、幅共に十分な広さがあり、

リビングの先に繋がる形状なので、

リビングに広がりをもたらします。

また、広いので、ガーデニングなど色々な使い方ができそうです。

 

採点

基礎点50

広いポーチ。+2

L字型のちょうどいい廊下。+6

洋室3がウォールドアでフレキシビリティーあり。+5

窓が豊富で、お風呂も窓あり。+5

洋室2の窓が共用廊下に面している。-4

広いバルコニー。+3

トータル

67点。