マンション、ここ見る。

現役一級建築士が設計のプロ目線で新築マンションの間取りを中心にあれこれ好き勝手に書いています。

プラウドシティ日吉"充分に活かされた角住戸、A1タイプ"

83.08m2の4LDK。

プラウドシティ日吉、A1タイプの間取りについて。

 

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他の字プランベースの角部屋。

中央に廊下で他の字型に居室、水回りが配置されています。

住戸のアウトラインが整形な長方形なので、最も効率の良い配置です。

 

では、具体的な間取りについてです。

廊下はクランクした形状のため、玄関扉を開けると正面が壁となり、玄関から中まで見通されることがありません。

本物件では、クランクする廊下が各間取りに採用されているようです。

効率だけを考えれば、真っ直ぐな廊下が最も効率よいのですが、効率だけでなく、使い勝手にも配慮しているということでしょう。

 

LDKですが、キッチンは対面タイプ。

リビングダイニングは整形な長方形なので、家具配置がしやすく使いやすそうです。

 

リビングの隣の洋室4は、3本引き戸になっているため、開け放てば広いリビングとしても使え、フレキシビリティーがあります。

 

洋室1、2の入り口扉は廊下に面しているためプライバシーが保たれていますが、洋室3、4については、リビングに面した入り口のため、プライバシーは低めです。

とくに、扉自体が引き戸になっているため、遮音性は低めです。

(引き戸は天井から吊られているため、扉下部に隙間があり、遮音性が開き戸より落ちます。)

 

収納は、下足入れは、4LDKにしては、少し幅が少ないかもしれません。

大きなウォークインや、納戸があるのは魅力的。共用物入れは小さいですが。。

各寝室のクローゼットは幅が狭目です。

80m2台の4LDKなので、この辺りはやむなしでしょうか。

 

そして、なんと言ってもこの間取りの一番の魅力は、やはり、窓の多さでしょう。

窓自体も大きいですし、角住戸が余すことなく活かされています。

 

バルコニーも幅、奥行きともにしっかり確保されているのも嬉しいですよね。

 

採点

基礎点50

クランクする廊下。+3

長方形のリビングダイニング。+3

洋室4のフレキシビリティー。+3

洋室3、4がLDに入り口。-2

下足の幅が短い。-2

窓の多さとその大きさ。+7

トータル

62点。