マンション、ここ見る。

現役一級建築士が設計のプロ目線で新築マンションの間取りを中心にあれこれ好き勝手に書いています。

Brillia久ヶ原"出部屋あり。Irタイプ"

ブリリア久ヶ原。

82.13m2の3LDK。

Irタイプ。

ルーフバルコニー付き2面開口の角住戸です。

 

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廊下が非常にコンパクトにまとまっているため、収納、居室が広く取れています。

 

特徴としては、80m2台の3LDKにしては各寝室が広いこと。

ただし、その分リビングダイニングが少し狭いです。

この廊下のコンパクト感からすると、リビングダイニングは14畳くらいあっても良さそうですが。

 

恐らく洋室1、2が出部屋状になっているため、洋室1、2の大きさが決まってしまい、しかたなくリビングダイニングはこの大きさになってしまった感じでしょうか。

 

また、キッチンの脇の通路部分にだぶつきがあります。

通路なので、通路以外に使い道ありませんが、妙に幅が広い。

この通路部分も含んでリビングダイニング12.5畳なので、実質リビング部分はけっこう狭いです。

ちょっとしたダイニングテーブル置いたら、ソファセットを置くのは諦めかな。。。

 

ただし、洋室3がウォールドアになっており、開け放てば、広めのリビングになるので、その辺りはカバーできている感じでしょうか。

 

その他、ルーフバルコニーは嬉しいですが、どうせなら普段家族の団らんスペースであるリビングに面していれば。。

リビングの延長みたいな使い方も可能だったと思います。

 

角住戸を活かして、各室に窓がしっかりついているのは嬉しいところ。

リビングの窓は、その広さとのバランスからいけば、もう少し幅があってもいいと思いますが。

 

一番気になるのは、

出部屋形式で特に多いですが、

洋室1、2の部屋の真ん中にあるであろう梁の影響による部屋の天井高さです。

 

梁は、柱と柱を結んだライン上にありますから、この場合、洋室1、2のど真ん中に梁があることが分かります。

特殊な構造(逆梁構造)をしない限り、部屋の天井高さが低くなっている可能性がありますので、そこは、よく確認して購入検討したいところです。