マンション、ここ見る。

現役一級建築士が設計のプロ目線で新築マンションの間取りを中心にあれこれ好き勝手に書いています。

プレミスト三鷹"Rタイプ"

54.97m2の2LDK。

ギリギリ、住宅ローン控除が使える広さ。

 

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むむっ。

パッとみは、なんか歪な形。

でもよく見ると、間口が広く細長く、玄関の位置も住戸の中央あたり。

 

これは、効率的な廊下を配置できる絶好のパターンです。

 

具体的に間取りをみていくと、

まず、廊下はコンパクトで◎。

少し廊下が短すぎるくらいですが、50m2台ですので、このくらいでバランス的にはちょうどよしか。

 

LDKは対面キッチンでよくあるK+LDではなく、まさにLDK。ダイニングでキッチンする感じ。

 

気になるのは、キッチンの動線に洋室1の扉があること。

寝室出たら、シャッシャッっとフライパン煽ってたら、ちょっとビックリしそう。。

 

あと各寝室は、リビングイン(=リビングに寝室の入口がある)のため、リビング内が寝室への動線となってしまうため、家具配置が難しそうです。

 

やはり、T-1タイプと同じで、

50m2台の2LDKであれば、ファミリーで住むというよりは、カップルまたは夫婦二人みたいな感じが多いと思いますので、寝室のうち、1つは、リビングと繋げられると良かったですが、2本の巨大な柱があるせいで、まったくもってそれは難しそう。

 

これが、この間取りの一番の弱点か。

フレキシブル性のなさ。

 

同じ話ですが、巨大柱3本が住戸内にあるのは、痛手か。何にも使えないけど、専有面積(=販売面積)には含まれています。

 

単価、安くしてくれ〜〜って感じ。

 

 

良い点は、やはり間口の広さを活かして、各部屋にある豊富な窓でしょうか。やっぱり壁ばっかより、窓が多い方が広がりも出て気持ちいいです。

バルコニーが3つもあるのもポイントとしたいところですが、サイズはけっこう小さいです。

バルコニーに出て何かするってことは難しそう。

ホタル族のパパがタバコ吸うくらい??

(今時は規約でバルコニーでタバコは不可きもしれませんが。。)

 

前回のT-1タイプに続きまして、この物件の間取りは柱がポイントかもしれません。

 

柱といかにうまく付き合うか。

他のタイプもみていきたいと思います。