マンション、ここ見る。

現役一級建築士が設計のプロ目線で新築マンションの間取りを中心にあれこれ好き勝手に書いています。

オープンレジデンシア代々木大山"住戸内柱あり、Eタイプ"

オープンレジデンシア代々木大山。

代々木上原駅徒歩5分。

地上10階建、総戸数47戸。

売主は、オープンハウスディベロップメント。

不動産仲介からスタートし、都内等の狭小地の戸建を得意とする新興の不動産会社です。

 

Eタイプは、57.51m2の1LDK+サービスルーム。実質2LDKです。

 

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廊下は非常にコンパクトです。

50m2台の2LDKですから、とにかく廊下はコンパクトが必要です。

 

小さいながらもシューズインクロゼットあり。共用物入れもありで、収納は必要最低限で及第点でしょうか。

 

2つの寝室はリビングイン(リビングに寝室の扉あり)ですが、プライバシー的には廊下に入り口があることが望ましいですが、1人か2人で住む2LDKですので、許容範囲か。

 

気になるのは、SRの扉。

開き扉ですが、そもそも窓のない部屋なので、少し圧迫感あり。どうせなら、リビングと一体に使える引戸のほうが良さそうです。

 

キッチンは対面型でリビングと一体になっており、LDK14畳は、キッチンを含めた畳数表記と思われます。

リビング内にあまり使い道のない廊下状の部分があることを考慮すると、隣のBRの広さと比較しても、実質リビングダイニングとして使える広さは8畳程度??

事前にじっくりと家具の配置検討をしておきたいところです。

 

バルコニーは、奥行き、幅ともに広め。

バルコニー内に吹抜けがあり、面白い作りですが、形状的に上下階との見合いが発生しそうで、その辺りの配慮がなされているかは、要確認。

 

洗濯物を干していたら、上の階の奥様と『あら、こんにちわ』状態だとちょっと。。。ですもんね。

 

最後に。やはり住戸のど真ん中にある柱が気になります。

なるべく間取りに影響がないように計画はされていますが、やはりSRの扉は開き扉にしかできないなど、見えないところで影響受けてます。

あと、単純に完全なデットスペースなので、勿体ない。。

住戸の間口の真ん中に来ているため、バルコニーの柱も邪魔です。せっかくの広いバルコニーが台無しに。。

 

住戸の間口と柱との位置が一致していない間取りは要注意ですね。

 

 

採点

基礎点50

廊下コンパクト。+3

シューズイン、ウォークインあり。+3

SRの扉が開き。-3

リビングダイニングが狭め。-3

バルコニーが広い。+3

住戸のど真ん中に柱。-5

トータル

48点。