マンション、ここ見る。

現役一級建築士が設計のプロ目線で新築マンションの間取りを中心にあれこれ好き勝手に書いています。

ピアース麻布十番"Eタイプ"

56.63m2。2LDK。

ピアース麻布十番の中で一番大きな住戸で、建物内の配置的にも南西角の一番良い位置です。

価格は8900万円〜。

坪単価500万円〜。

配置も値段も最もよい住戸。

 

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間口が広く、角部屋であることが最大の売りでしょうか。

図面をパッと見て窓が多くて、気持ち良さそうな印象。

 

特徴的なのは、キッチンの床がタイル貼りな事。

このあたりは、デザイン性の高いモリモトならではという感じ。

清掃性が良さそうなことと、キッチンがカチッとモダンな雰囲気になりそうです。

麻布十番的な感じ??

 

ただし、広いLDKでキッチンの床をタイル貼りにする事はありますが、この広さですと、キッチンとリビングの境界がハッキリし過ぎて、LDKが狭く感じてしまうかも。。

 

ダイニングテーブルをキッチンの前に置く場合、テーブルの脚をフローリングとタイルにまたがって置くことになるのは、いかがなものかと。。

 

麻布十番的を追求し過ぎたか?!

 

 

2LDK〜クラスですと、洗濯機置場が洗面室内にあることが多いですが、廊下に配したことで、洗面室がコンパクトに納まり主寝室がゆとりの6.0畳を取れた要因か。

 

どうせなら洗濯機置場とキッチンを繋げて、家事動線を高めるみたいなアイデアもありそうですが、さすがにそこまでの広さは取れなさそうです。

 

 

やはり最初にも書きましたが、一番売りになりそうなのが、窓。

リビング南側の大きなFIX窓+両袖縦滑り窓は、リビングの扉を開けて、ドーンと広がるストーリー性を持つとともに、太陽の光をサンサンと取込んでくれそうです。

 

ちなみに、

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この外観の、

 

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この上から下までのドーンの窓がそうですね。