マンション、ここ見る。

現役一級建築士が設計のプロ目線で新築マンションの間取りを中心にあれこれ好き勝手に書いています。

プラウドタワー武蔵小金井クロス"WS4Aタイプ"

プラウドタワー武蔵小金井クロス。

85.73m2の4LDKです。

 

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まず、間口については、角部屋かつ間口の幅も広いので申し分なし。

各寝室には、しっかりとした大きさの窓があります。また、リビングにはコーナーサッシが一面に広がり開放感バツグン。これぞタワマンの角部屋って感じです。

 

また、奥行きのしっかりとしたバルコニーが2つもある点も良いです。

 

玄関の位置が住戸の端にあるため、廊下は長めです。

85m2の4LDKプランだと、この長さの廊下では、全体のバランス的に廊下が占める割合が多過ぎ、各寝室は、そのシワがよって狭めです。

特にベッドルーム4は、ホントにベッド置いたら足の踏み場もないくらいな感じで、まさにベッド(置くだけの)ルーム。。

 

あと、気になるのはリビングの形。

どこか歪な形。

家具配置をどうするか要確認です。

いずれにしろ、使い易い形とは、言い難い。

 

ベッドルーム3、4は共に引き戸になっており、それぞれを開け放てば、リビングと一体に使えるのでフレキシビリティがかなり高いです。

ただし、両室とも、リビングとの関係がイマイチで、一体で使えるの??って気もします。

 

当然、メニュープランでは3LDKが用意されており、リビング、ベッドルーム4が一体になり、キッチンの位置もいい感じの位置に移動しているプランがある(はず!!)なので、ベッドルームが4つも必要ない方は、そちらを選択するのでしょうね。

 

ぜひ見てみたい。。

 

ちなみに通常、メニュープランでキッチンなどの水回りまで動かすことは、工事が煩雑になるので(コンクリートの躯体自体を変更する必要がある。)少ないと思いますが、

本物件は、SI工法(スケルトンインフィル工法)が採用されているため、メニュープランでキッチンを移動することも可能です。

ここでも、購入者の選択肢が広がるという意味で、SI工法が採用されているメリットが現れていますね。

 

↓スケルトンインフィルについては、こちら。

 

 

採点

基礎点50

角部屋で間口広い。+15

バルコニー2つ。+5

廊下が長い。-5

ベッドルーム4が四畳半以下。-5

リビングの拡張性あり。+5

リビングの形が歪。-8

トータル

57点。