マンション、ここ見る。

現役一級建築士が設計のプロ目線で新築マンションの間取りを中心にあれこれ好き勝手に書いています。

プレミスト三鷹"T-1タイプ"

では、間取りです。

 

プレミスト三鷹では、1LDKから3LDKと各住戸の広さに幅があります。

 

その場所柄、働く1人暮らしの若い方から、ファミリーまで、幅広い層への人気の証でしょうか。

緑が多く環境が良く、新宿へのアクセスもバツグンですから。

 

45.34m2の1LDKです。

 

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壁面がアールになっている関係で、部屋の中にもナナメの線が出てきています。

リビング、寝室ともに家具配置には、そんなに影響なしか。

 

水回りが充実していることと、納戸があることは、評価ポイントですが、逆に言えば、その部分をもう少し簡素にして、リビングを広くすることも考えられたのかも。

トイレを洗面室内に入れてしまうとか。

 

この間取りの一番痛いのが、

部屋のど真ん中にある柱ですね。

 

この広さの1LDKであれば、

リビングと寝室を繋げて使うようなことが出来ると理想的です。

よくある3本引戸を開けると、大きなワンルームでも使えます。みたいな。

※本ブログで言えば、千住ザ・タワーFタイプの形。

 

1人暮らしであれば、

わざわざリビングと寝室を完全に分ける必然性はないですから。

 

あと、間取り図では分からないですが、柱の周りには梁がありますので、リビングや寝室の天井高さがどうなっているか。

 

リビングの真ん中に梁がドーンだと、

天井が結構低いかも。

要確認ポイントです。

 

逆に言えば、柱が部屋のど真ん中にあって、よくここまでまとまった間取りに出来たなとも言えます。

寝室も整形ですし、廊下もコンパクトに配置てきています。

なかなか難しいですよ。これ。

 

あと、希望を言えば、せっかくの角部屋を活かして、寝室の窓はもっと大きくして欲しかったかも。

納戸の前の空間も使いようがないので、思い切って納戸を冷蔵庫の面まで大きくしても良かったです。(恐らく、リビングの畳数が減るため、そうしなかったのかなと。マンションデベロッパーの悪癖です。)

 

 

では、この間取りで価格はどのくらいか?

というと、価格は発表済みのようで、

45.34m2(13.71坪)で4498万〜。。

坪単価327万。

 

独身の間に買ってローンを返しつつ、結婚など家族構成が変われば、売るなり貸すなり、いろいろできそうなサイズですね。