マンション、ここ見る。

現役一級建築士が設計のプロ目線で新築マンションの間取りを中心にあれこれ好き勝手に書いています。

プレミスト志村三丁目"E1タイプ"

施工者は、

 

♫タラタタッタッタッー

 

の長谷工コーポレーション。

 

マンションのことなら分かるからか、

設計から施工まで、完全にシステム可して、マンションを作るイメージです。

 

当然、敷地が不整形で複雑な場所には、システム可された単純な建物は建てられないので、広大な敷地にドーンとシステム可された整形なマンションを建てることを得意としてます。

 

全てがシステム可されているからか、間取りも基本的には、単純な田の字プランを採用。

前にも書きましたが、決して

 

住みにくい

使いにくい

 

ということは、ないと思いますが、

やはり、あまりに単純なので、少し面白味には欠けるのかなと。

また、廊下側の寝室の採光など、弱点もあります。

 

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ザ、田の字プラン。

E1タイプ。

60m2台の3LDKで、

各寝室が、5.0Jを切っていないのは、さすがです。やはり田の字プランの効率の良さでしょうか。

 

なかなか変化のつきにくい田の字プランですが、それぞれに少しずつ特徴があるところが面白いところです。

 

今回の場合、60m2台ということもあるからか、洗面所の入口が寝室内にあります。

 

プライバシーを高めるのであれば、廊下に洗面所の入口があることが、王道かと思いますが、入口がキッチンに近く、引き戸にしているため(扉の開け放しができる!)、料理をしながら洗濯機を回したりと、家事動線がスムーズになりそうです。

 

田の字の中にも色々個性ありますよね。