マンション、ここ見る。

現役一級建築士が設計のプロ目線で新築マンションの間取りを中心にあれこれ好き勝手に書いています。

シティタワーズ東京ベイ"間取りのよいタワマンとは?"

トリプルタワーを上から見ると、

 

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敷地、細長っ!

そして、建物も細長っ!

 

あのマリーナベイサンズのような(前回ブログ参照)トリプルタワーがこんな細長いの?!

 

でも、実は、この細長い形がタワマンに、最適なのです。

 

タワマンの一つ一つの住宅の奥行きは、それほど必要なく、外に面する間口がどれだけ取れるかが、とても大切。

 

奥行きが長く、間口が狭いと、

例のやつ。

そうです。

田の字プランになってしまうのです。

 

逆に、間口が広く取れる間口は、各部屋を窓際に配置できるため、いいプランであることがほとんどです。

 

そして、

建物全体の平面が細長い形だと、各住宅の間口が広く取れ、

建物全体の平面が大き過ぎると、中央に吹抜けを設けたドーナツ型の各住宅の間口が狭い配列となってしまうのです。

 

 

では、前置きはほどほどに。

70.27m2の2-70J3-1タイプ。

 

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ほら、いい間取りでしょ。

 

各部屋が綺麗に窓際に並んで、

共用廊下側に玄関、廊下、水回り、キッチンを配置。

 

まさに理想的な3LDK。

 

玄関の位置も住宅の中央にあり、廊下が長過ぎず、短過ぎずで効率的です。

シューズイン、ウォークイン、さらには納戸まで。

 

70m2でこの間取りは、なかなかお目にかからない。

 

いいです。

 

この間取り。

 

ほかのタイプも間口が広く取れていることが想像されますので、もしかしたらこの物件、間取りはどれを選んでも間違いないかもしれません。