マンション、ここ見る。

現役一級建築士が設計のプロ目線で新築マンションの間取りを中心にあれこれ好き勝手に書いています。

ザパークハウスオイコス赤羽志茂"FSFタイプ"

70.92m2の3LDK。

 

本物件は、サードスクエア棟とフォーススクエア棟の2棟に分かれていますが、フォーススクエア棟のFSFタイプです。

 

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本物件は、田の字プランが基本のようです。

 

なぜか?!

今や、タワマン以外のこの規模の大型物件をこなせる施工者は、

🎶タラタタッタッタッーの長谷工さん

以外になく、(コスト競争力めちゃ高いです)

長谷工さんの超効率良いシステムは、全て田の字プランがベースになるからです。

 

田の字プランは、原則、リビングが

横か、

縦か、

の2パターン。

 

こちらは横パターンです。

 

洋室1、2が6.5畳と5.0畳で70m2にしては、少し広めに取ってあるため、リビングの奥行きが狭目です。

特に対面キッチンの前のスペースがダイニングテーブルを奥には少し狭いかなと。。

テーブルの大きさに制約がでそうです。

 

横リビングのメリットは、なんと言っても横長の大きな窓です。

両開き扉になっているので、春や秋などの中間期には、窓を開け放てば、気持ちのいい風が入ってくること請け合いです。

 

その分、洋室3は、窓に面していない部屋になってしまいます。

窓のない洋室3を子供部屋にするには、ちょっとなぁという方で、書斎や客間等の寝室以外の部屋に使う生活を想定するのであれば、横リビングがお勧めです。

 

 

どうしても長谷工さんの大規模物件は、田の字プランのみとなって、間取りを見る身としては、面白味に欠けることになります。

 

ですが、住み手目線でいけば、田の字プランは、非常に効率が良く、問題のない無難な間取りですので、安心して購入の検討ができると思います。